桜並木を描く
桜の全体像を入れるには
一目で桜の木全体を捉えられるように
かなり離れたところから描きます。
●ここは注意点
- 空は薄く
- 桜(ソメイヨシノ)はピンク色を抑え気味に
- 桜の花の明暗は弱めに入れる
- 晴れた日にスケッチ(木の影を入れる)
1 簡単なスケッチ
鉛筆で輪郭だけ描きます。
実際には絵の具と筆で描くので
簡単なあたりだけ。
2 ウェットインウェット
画面全体に水を塗り染み込ませます。
ごく薄い色で、空、桜、背景と道を描きます。
道には桜と同じ淡いピンクを滲ませると効果的。
描いたら絵の具をよく乾かします。
3 桜を描く
桜の花をごく薄いピンクで描き、
乾く前にところどころ、水筆(水を含ませた筆)でぼかします。
いっぺんに描かずにすこしずつ。
4 桜や道の明暗を描く
ほんの少し濃いめのピンクで
桜の暗いところを描き、
ところどころ水筆でぼかします。
少しずつ描き、乾いてしまう前に
茶色を混ぜた薄い紫をにじませて
桜の花の陰影を描きます。
5桜の幹と根元の植え込み
桜の幹と枝、根元の植え込みを
暗い色で描きます。
黒や紫など、2色以上使うと効果的。
枝は花の塊の間から見え隠れします。
6地面に落ちる影
道に落ちる桜の影を暗い紫で描き、
ところどころ水筆でぼかします。
7完成
木の幹の明るい部分や草を
ナイロンの筆でこすってリフティング。
これで完成。
詳しくは動画も参考にしてください。
桜のスケッチ集
2017年
2019年
2020年
2021年
2023年
ちょっと変わった構図の桜
桜全体を描かない構図です。
桜の古木、幹に注目して描きました。
水彩画「桜の大木」
制作過程は動画でご覧ください。